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【女子ゴルフ】QTとリランキング、シード権、ツアー出場資格をわかりやすく紹介

スポーツ

女子ゴルフツアーが開幕し、テレビで試合を観戦している人も多いことと思いますが、解説で時々、QTやリランキングという言葉を聞くことがあります。

QT順位が低いのに少ないチャンスを活かしている、とか、リランキング後には試合出場の機会が増えそう、など。

これらをなんとなく聞き流している人もいるかと思いますが、知っておくと観戦の楽しみの幅が広がります。

ここでは、女子ゴルフツアーにおけるシード権、QT(クオリファイングトーナメント)やその出場資格、リランキングについてわかりやすくまとめてみました。

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プロゴルフツアーにおけるシード権とは

プロゴルフツアーにおけるシード権とは、優勝者やランキング上位者限定などの特別な試合以外を除く全ての試合に無条件で出場できる権利です。

JLPGA(日本女子プロゴルフ協会)規約には、1年間のシード、複数年シード、永久シードなど様々なシードがあって複雑ですが、ここではQTの理解に必要と思われるものをピックアップします。

JLPGAのレギュラーツアーのシード権は、シーズン終了時点でランキングで50位までに入った選手に与えられます。

2021年のランキングについては、賞金ランキングとメルセデス・ランキングの併用で、どちらかで50位以内に入ればシード権を獲得できました。

2022年からはシード権の判定はメルセデス・ランキングに一本化されます。

シーズン終盤のシード権争いでは、これまではあらかじめ獲得賞金が計算できるので「この大会でトップ10に入ればシード権獲得」などの解説が聞けたのですが、今後はどうなるのでしょうか。

その他のシード権獲得条件の主なものは以下のとおりです。

  • 前年度と当年度JLPGAツアーの優勝者
  • メルセデス・ランキング第1位の選手(3年間のシード権)
  • JLPGA登録選手でロレックスランキング30位以内の選手
  • JLPGAツアーで30勝した選手(永久シード:現在、樋口久子・大迫たつ子・ト阿玉・岡本綾子・森口裕子・不動裕理の6人)

シード権以外のレギュラーツアー出場資格

ランキング50位以内のシード権が獲得できなくても、ランキング51~55位の選手には、ツアー前半戦の出場権が与えられます。

また、下部ツアーとなるステップアップツアーの賞金ランキング上位2位以内の選手には、第1回リランキングまでのレギュラーツアーの出場資格が与えられます。

他には、各試合ごとに主催者推薦で出場することができます。

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QT(クオリファイングトーナメント)とは

「QT」とは、Qualifying Tournament(クオリファイングトーナメント)の略で、ここまでに説明してきた出場資格を持たない選手が出場する翌年のレギュラーツアーの試合に出場するための優先順位を争う順位決定戦で、「予選会」とも訳されます。

プロテストに合格して晴れてツアープロを名乗れるようになったとしても、試合に出られなければ意味がありません。

プロテスト合格時点では通常シード権はありませんから、試合に出場するためにQTで上位に入ることが次の目標になります。

JLPGAの女子ゴルフツアーにおけるQTは、通常レギュラーツアー終了後に行われます。

2021年はレギュラーツアー最終戦の「JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ」と重なる時期に行われましたが、同大会に出場する選手は基本的には翌年のシード権を獲得しているのでQTを受ける必要はありません。

QTは一発勝負ではなくいくつかのステージを経て行われ、一つのステージは4日間のトーナメントで争われます。

その試合に自らの翌年の運命がかかっているという意味では、プロテストと同様、精神的にかなり厳しい試合といえます。

以前は4つのステージを経て順位が決まるという長丁場だったのですが、ツアー出場資格制度の改正によって出場資格者が減ったため、2019年からはファーストステージとファイナルステージの2ステージで行われています。

このことによって、QT出場資格のある選手にとっては多少なりとも負担が減ったことになります。

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QTによるレギュラーツアー出場資格

レギュラーツアーには各試合ごとに出場枠があり、出場する選手の人数は決まっています。

この枠はシード選手、主催者推薦選手、招待選手などのエントリーで埋まっていき、残った枠をQT上位者から順に割り当てていきます。

QT上位の選手がその試合にエントリーしなければ下位の選手に出場資格が回ってきます。

この場合、普通に考えれば、賞金総額が大きいなどで人気のある試合はエントリーが多いので残り枠は少なくなり、QTでそれなりに上位にいないと出場のチャンスはなかなか回ってきません。

一方、シード選手のエントリーがあまり多くない試合なら、QTでそれほど上位にいなくても出場できるチャンスは高くなります。

例年の状況からすると、公式戦などシード選手のエントリーが多い試合を除き、QTで上位30位ぐらいまでに入っていればほぼ希望通り試合に出場できるといわれています。

ツアー出場資格制度の改正とは

以前はJLPGA会員でなくてもQTに出場できたのですが、2019年のツアー出場資格制度改正後、QTへの出場資格はJLPGA会員(ティーチング会員含む)に限定されました。

それによって前述したようにQTの出場者が減ることになりました。

改正前はプロテスト未合格の選手でもQTで上位に入ればレギュラーツアーの試合に出場できるチャンスがあったのですが、改正後はQTに出場できなくなるためそのチャンスがなくなりました。

その結果、プロテスト未合格の選手は試合に出場できる機会が主催者推薦などに限られて激減したため、韓国や中国、東南アジアなどのツアーに参戦する選手が増えました。

また、JLPGA会員にはティーチング会員も含まれるということから、「JLPGAティーチングプロフェッショナル」の資格取得を経てQTへの出場資格を目指すルートが話題となりました。

ツアー出場資格制度の改正でプロテストが難しくなる?

これまで日本ツアーに参戦していた海外の選手も引き続き参戦したい場合、シード権がなければ日本のプロテストに合格する必要が出てきます。

そのために日本のプロテストを受験する海外の選手が多くなり、プロテスト合格はますます狭き門となります。

実際、制度改正があった2019年のプロテストでは合格者21人のうち6人が海外国籍の選手でした。

ただし、その後の合格者はコロナ禍の影響で、2020年は2人、2021年は0という結果でしたが、今後の動向が注目されます。

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QTのステージごとの出場資格

QTにおいては、大多数の選手がファーストステージから戦い、勝ち抜いた者がファイナルステージに進むのですが、ファーストステージを免除される選手もいます。

ステージごとの出場資格をまとめてみました。

QTファーストステージの出場資格

QTファーストステージの参加資格は次のとおりです。

  • 直近のプロテスト合格者を含むJLPGA会員
  • 参加資格の評価を行う時点(2021年の場合、10月15日)におけるロレックスランキング上位50位までの選手
  • 米LPGAツアーで過去に2年連続で賞金シードを獲得した日本国籍選手
  • 最終プロテスト出場者で合格順位から2打差以内の選手
  • 今季のシード選手のうちシードを失った選手

2021年のQTファーストステージは3会場で行われ、上位60名がファイナルステージに進みましたが、出場者の約1/4がカットされたことになります。

ファイナルステージに進めなければQTによるレギュラーツアーの試合への出場チャンスはなくなり、主催者推薦などに限られることになります。

QTファイナルステージの出場資格

QTファイナルステージの参加資格は次のとおりです。

  • ファーストステージからの進出者
  • その年のプロテスト1位合格者
  • ステップアップ・ツアー優勝者
  • ステップアップ・ツアー賞金ランキング10位以内の選手

2021年11月に行われたQTでは、ファーストステージからの進出者60人にその他の出場資格者36人が加わり、96名での争いになりました。

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リランキングとは

リランキングとは、その時点までの比較的短期間で積み上げた賞金額やポイントで新たなランキングを作り、それを以降の試合の出場資格に利用するシステムです。

シード選手はリランキングの対象外です。

リランキング以降は、リランキングの結果でその後の試合の出場資格が決まるので、QTが上位でもその立場が保証されるのはリランキング実施までということになります。

リランキングは、例年は6月に第1回、9月に第2回が行われます。

リランキングによって、QT上位の選手は結果を出し続けなければならないというプレッシャーがありますが、下位の選手(あるいはファイナルステージに進めなかった選手)にとっては次のリランキングまでに少しでも上位に入って出場権を獲得しようというモチベーションが生まれます。

ただ、QT下位の選手はもともと試合に出場する機会が少ないので、その少ないチャンスを活かさねばならないという厳しい戦いではありますが。

もちろん、第1回リランキングで順位が上がっても、第2回リランキングに向けて結果を出し続ける必要があります。

リランキングの主旨は、今まさに活躍している選手により多くの出場機会を与えるということだと思いますが、常にしのぎを削り合う下剋上の世界を作り出すルールともいえます。

このような事情を知っておくと、懸命に戦っている選手には申し訳ないのですが観戦する側の楽しみの幅が広がります。

ゴルフの所属契約、スポンサー契約、ウェア契約、用具契約について

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