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【稲見萌寧】スイングとクラブセッティング!奥嶋コーチがキャディでサポート

スポーツ

東京オリンピックに日本代表として出場する女子プロゴルファー稲見萌寧さんですが、コーチの奥嶋氏がキャディも務めてサポートしていることでも知られています。

プロでは多難なスタートとなったのですが、コーチの指導で数少ないチャンスをものにしてツアー出場権を獲得し、2021年は5月までに6勝して、今国内でもっとも強い女子プロゴルファーと言われるまでになっています。

ここでは稲見萌寧さんのスイングやクラブセッティング、プロテストやコーチの指導で初優勝したことなどについて紹介します。

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稲見萌寧のスイング

稲見萌寧さんはインスタにいくつかスイング動画をアップしていますが、ドライバーのスイングのスローモーション動画がありました。

オーバースイングにならずにピタリと決まったトップからスムーズにクラブが降りてくるのがわかります。

ダウンスイングで体の左サイドを後ろに引いて腰の回転を鋭くする豪快なスイングです。

 

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また、スイングを後ろから撮った動画を見るとよくわかるのですが、インパクト後に早く左肘をたたむのが稲見萌寧プロのスイングの大きな特徴で、このような左肘の使い方をする選手はほとんどいません。

このスイングでは左肘が常に体に近いところにあるため球のコントロールがよくなるといわれていますが、その分析どおり2019年はパーオン率で歴代1位の78.2079%をマークしています。

同年のドライバー飛距離は237.13ヤードで97人中51位とそれほど飛ばしている方ではありませんし、同年のフェアウェイキープ率も71.88%で19位と目立って上位にいるわけではありません。

それでもパーオン率1位ということは、やはりグリーンを狙う正確なショットが持ち味ということですね。

稲見萌寧のクラブセッティング

2021年5月に開催された「中京テレビ・ブリヂストンレディス」における稲見萌寧さんのクラブセッティングを紹介します。

  • ドライバー:マーベリック サブゼロ ドライバー(10.5度)The ATTAS(硬さS)
  • フェアウェイウッド:スリクソン ZX フェアウェイウッド(3番15度、5番18度)
  • ユーティリティ:ツアーB JGR HY(4番22度、5番26度)
  • アイアン:P770 アイアン(5番~PW)
  • ウェッジ:ボーケイ SM8 ウェッジ(52度、58度)
  • パター:トラス TB1 トラスヒール パター
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稲見萌寧(いなみ もね)のプロフィール

生年月日 1999年7月29日(23歳)
出身地 東京都豊島区
身長: 166cm
体重: 58kg
血液型 A型
出身校: 日本ウェルネススポーツ大学在学中
趣味: 音楽鑑賞
プロ転向: 2018年7月28日(90期生)
所属: 都築電気

高校2年で初めてのスランプを経験

稲見萌寧さんは小学校から右肩上がりに腕を上げてきましたが、高校2年から初めてのスランプに陥ったそうです。

飛ばすことにこだわるあまり、スイングが定まらなくなってきたといいます。

体はある程度恵まれていると思いますし、当時ドライバーの飛距離は240ヤードあり、決して飛ばないほうではなかったのですが「もっと!」と思ってしまったそうです。

ただ、スランプのはずの高校2年の12月の「樋口久子 三菱電機レディスゴルフトーナメント」ではトッププロも参加する中で8位タイでローアマチュアに輝いています。

本人は、悪いながらも最低限の結果を残している状況、と語っていますが、それはそれですごいことですね。

ただ、さすがに高校3年生の2017年には目立った成績を残せていないようです。

スランプでもプロテストは一発合格!

2018年に高校を卒業して大学に進学した稲見萌寧さんは、依然としてスランプから抜け出せず、自信をもてないまま初のプロテストに臨んだようです。

ところが、開き直って臨んだ4月の第1次予選はトップ通過。

その後徐々に復調傾向となり、6月末の第2次予選でもトップ通過。

最終プロテストでは苦戦したものの最後にバーディパットを決め、ギリギリですが20位タイに滑り込んで見事一発合格を果たしています。

逆境によってスランプを脱したように感じますが、かなりの精神力だと思います。

崖っぷちからのスタートとなったルーキーイヤー

クオリファイングトーナメント(QT)とは、シード権を持っていない選手が翌年のツアー出場資格を得るために参加するトーナメントで、この順位によって翌年に出場できる試合がほぼ決まります。

プロテストに合格して晴れてプロとなっても、シーズン終盤に行われるQTで成績を残さない限り次のシーズンの試合への出場はかないません。

ただ、シーズン中にも実績に沿って2回ほどリランキングが行われるので、出場機会の少ない選手もそれに向けてがんばるわけですね。

稲見萌寧さんは2018年に行われたクオリファイングトーナメントで103位と出遅れ、2019年は自力ではほとんどレギュラーツアーの試合に出場するチャンスのない状態でした。

これはかなりの崖っぷち状態で、前途多難のルーキーイヤーとなりました。

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奥嶋コーチの指導を受けて初優勝!

稲見萌寧さんは崖っぷちからのスタートとなった2019年のシーズン開幕前から奥嶋誠昭氏のコーチを受けています。

奥嶋氏は計測データを科学的に解析し、感覚でしか伝えられなかった部分をわかりやすく言葉と動きで伝えるというコーチ手法をとっている方で、萌寧さんはこの奥嶋氏のもとでスイング改造に取り組んだといいます。

科学的なアプローチの効果はすぐに現れて、数少ない推薦出場で結果を出し続けて1回目のQTリランキングで見事14位に入り、レギュラーツアーへの出場権を獲得します。

そして、同年7月「センチュリー21レディスゴルフトーナメント」でレギュラーツアー初優勝を果たします。

2019年は年間獲得賞金ランキングでも13位となり、自身初のシード権を獲得しています。

なお、コーチの奥嶋氏は東京オリンピックでもキャディとして萌寧さんを支えます。

飛距離アップを目指してキックボクシングに励む!

稲見萌寧さんは2020年の全米女子オープンに出場した際、飛距離の重要さを痛感し、以降は飛距離アップのため肉体改造に取り組んだといいます。

体の一部だけを強化するとバランスが崩れてスイングに支障が出るケースが多いため、ウエートトレーニングだけでなく、キックボクシングもトレーニングに取り入れ、コーチの指導のもと、体のバランスを保ちながら肉体改造に取り組んだそうです。

その効果は、二の腕、太腿、体全体が一回り大きくなっただけでなく体感も鍛えられたといい、2021年で見事開花します。

2020-2021年シーズンはツアー6勝!

稲見萌寧さんは2020年10月の「スタンレーレディスゴルフトーナメント」でツアー2勝目をあげましたが、2021年には開幕直後から波に乗って5月末までになんと5勝をあげました。

  • 2021年3月 明治安田生命レディス ヨコハマタイヤゴルフトーナメント
  • 2021年4月 ヤマハレディースオープン葛城
  • 2021年4月 富士フイルム・スタジオアリス女子オープン
  • 2021年4月 39th フジサンケイレディスクラシック
  • 2021年5月 中京テレビ・ブリヂストンレディスオープン

2021年では、月に3勝した4月の「フジサンケイレディスクラシック」優勝時点で出場8試合中4試合で優勝し、「勝率5割」というありえない数字が話題になりましたが、さらに優勝を積み重ねていってほしいですね。。

 

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東京オリンピック2020に出場!

稲見萌寧さんは2020-2021年のシーズンで6勝したことによって6月末時点の世界ランキングで27位で日本人2番手となり、世界ランク11位の畑岡奈紗選手とともに2021年の東京オリンピック出場を決めています。

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まとめ

稲見萌寧さんは豪快なドライバーショットも魅力ですが、パーオン率1位を誇る正確なアイアンショットが持ち味です。

これまで、スランプなどの逆境を練習と持前の精神力で克服してきており、2020-2021年シーズンには6勝して東京オリンピンックへの出場を決め、今後の活躍が期待されています。

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