2022年4月開催の「KKT杯バンテリンレディスオープン」で初優勝を果たした女子プロゴルファー・植竹希望さんは、ドライバー飛距離250ヤードを超えるスイングが力強くて素晴らしいことも評判になっています。
170cmの長身を活かした豪快なドライバーショットは250ヤ－ドを軽く超えていくので、このスイングに魅せられてファンが増えていくと思います。
ここでは、植竹希望さんのスイングやクラブセッティングについて紹介します。
植竹希望は素晴らしいスイングが魅力
植竹希望さんは、2022年4月に開催されたレギュラーツアー7戦目「KKT杯バンテリンレディスオープン」で見事初優勝を果たしましたが、女子ツアープロ中でもそのスイングの素晴らしさに定評があります。
植竹希望さんのスイングを初めて見た時の第一印象は、バックスイングの始動からダウンスイングに入るまでの時間がとても短いということでした。
バックスイングのトップになる前に下半身はダウンスイングに入っていますが、バックスイングを速く上げることでその反動を利用してねじれを強くしているように見えます。
これを可能にするにはかなりパワーを必要とすると思われ、男子プロゴルファーでは見られますが、女子プロゴルファーでは珍しいと思います。
ちなみに、あの笹生優花プロもかなり速いです。
JLPGAの公式youtube動画にアイアンからドライバーまでのスイングをまとめた動画がありました。
日付が20021年8月21日なので、現在のスイングと大きな違いはないようです。
植竹希望はスイングのタメがすごい！
植竹希望さんのスイングは、ダウンスイングに入る時にぐっと沈み込んでクラブを寝かせ、インサイドから振っていく典型的なシャロースイングになっています。
動画のダウンスイングをキャプチャーした画像では、ヘッドが遅れて降りてくる「タメ」がよくわかります。
クラブがかなり寝た状態で降りてきていますが、腕とシャフトがなす角度の鋭角さはもう男子プロ並みです。
”https://www.youtube.com/watch?v=uLoF1FA7lBE”からキャプチャー引用
この後は降りてきた手の動きが小さくなり、加速されたヘッドが一気に降りてきてインパクトとなります。
2020-2021シーズンのドライバ－ディスタンスでは240ヤード弱で25位とそれほど上位に行っていませんが、ティーショットをフェアウェイウッドで打つことも少なくないからだと思われます。
ここぞという時には260ヤード超の豪快なドライバーショットを見せてくれます。
2020年からフェアウェイキープ率とパーオン率が急上昇！
植竹希望さんは、元々ドライバーはあまり得意ではなく、どちらかというと苦手だったといいます。
ボールのバラつきが目立っており、2018年はフェアウェイキープ率48％ほどでした。
その後、ドライバーを YAMAHA RMX に変えたところ、ドライバーの打球が見違えるように安定して精度が大きく向上し、2019年のフェアウェイキープ率は56％に上がっています。
また、自信を持ってスイングできるようになったために飛距離もアップしたといいます。
そして、アイアンが得意だったため、フェアウェイキープ率の上昇に伴ってパーオン率も上がり、2018年の54％から2019年は62％に上がっています。
2020-2021年シーズンはフェアウェイキープ率は73％（18位）とさらに大きく上昇し、パーオン率は73％でレギュラーツアープロ全体の5位に入るまでになっています。
2022年シーズンはさらに調子を上げて、4月時点でフェアウェイキープ率は76％で7位、パーオン率は73％で3位につけています。
この数字をみる限りレギュラーツアーでの優勝も納得の結果です。
植竹希望のクラブセッティング
植竹希望さんの2022年4月現在のクラブセッティングを紹介します。
- ドライバー：YAMAHA RMX VD（9.5度）
- フェアウェイウッド：YAMAHA RMX（3、5番）
- ユーティリティ：YAMAHA RMX（5、6番）
- アイアン：YAMAHA RMX 020（5番～PW）
- ウェッジ：FUSO DREAM BUCHI（52、58度）
植竹希望（うえたけ のぞみ）のプロフィール
生年月日： 1998年7月29日（24歳）
出身地： 東京都葛飾区
身長： 170cm
体重： 59kg
血液型： O型
出身校： 日出高等学校（現 目黒日本大学高等学校）
プロ転向： 2017年7月29日（89期生）
趣味： 読書、映画
所属： サーフビバレッジ
