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松山英樹のコーチ【目澤秀憲】マスターズ優勝に導いたTPI指導法とは

スポーツ

2021年のマスターズ・トーナメントで、松山英樹プロはアマチュア時代も含めて10回目の挑戦で悲願だった優勝を果たしました。

今まで9回の挑戦と変わった点は、様々なメディアでも伝えられているように、チーム松山にコーチが加わったということですね。

松山英樹プロは国内ツアーに参戦した2013年以来コーチをつけていませんでしたが、2020年10月から目澤秀憲さんとコーチ契約を結んでいます。

目澤秀憲さんはTPIレベル3の取得者ということでも話題になっていますが、ここでは目澤さんの経歴、TPIやそのレベル、松山プロとの関係などについて紹介します。

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目澤秀憲(めざわ ひでのり)のプロフィール

生年月日: 1991年2月17日(33歳)
出身地: 東京都
身長: 175cm
体重: 70kg
血液型: O型
出身校: 埼玉平成高等学校、日本大学

目澤秀憲のゴルフ経歴

お父さんの影響で13歳からゴルフを始めたといいます。

進学した埼玉平成高校にはゴルフ部があるので、そこに在籍していたのだと思います。

埼玉平成高校は、2018年に男子プロ国内メジャー大会「日本ツアー選手権 森ビル杯」で優勝した市原弘大プロが卒業生で、女子プロゴルファーでは日下部智子プロ、岩橋里衣プロを輩出しています。

その後、目澤さんは日本大学に進学し、ゴルフ部に籍を置いています。

学生時代には、2008年の「埼玉県アマチュアゴルフ選手権」で7位に入った他には目立った成績は確認できませんでしたが、日大ゴルフ部では活躍したことと思います。

大学卒業後にアメリカに留学し、TPI(Titlist Performance Institute)Level2のライセンスを取得し、2016年には日本に数名しかいないTPI Level3を取得しています。

その後、有村智恵プロ、河本結プロ、永峰咲希プロらのコーチとなりますが、河本プロは国内ツアー優勝後、米ツアーに参戦し、永峰プロはの国内メジャー大会で優勝するなど、確実にコーチとしての結果をだし、実績を積んでいます。

TPI(Titlist Performance Institute)とは

目澤秀憲さんが取得したTPI(タイトリスト・パフォーマンス・インスティテュート)とはどんな資格なのでしょうか。

TPIとは、ゴルフにおけるフィジカル、スウィング、クラブなどの研究・開発を行うことを目的にゴルフ用品のブランド「Titlist」によって設立された機関です。

Titleist(タイトリスト)は、アメリカに本社があるゴルフ用品全般のブランドですが、特にゴルフボールは日本でも多くのゴルファーに使われているので、ゴルフをやっている人なら一度はTitleistのボールを使ったことがあるのではないでしょうか。

そして、TPIは自らが主催するセミナーで知識や技術を習得した人をプロフェッショナルとして認定する教育機関としての役割も担っています。

TPIのLevel(レベル)とは

TPIのLevelについてですが、Level1は全般的な基礎を学ぶレベルで、Level2から「フィットネス」「ジュニア」「メディカル」「ゴルフ」などいくつかの専門的なコースに分かれるとのことですが、これは大学の教養課程から専門課程に進むようなイメージのようです。

Level3は、さらに専門的な知識を必要とする最上級のレベルで、目澤さんは「ゴルフ」と「ジュニア」でLevel3を取得しているとのことです。

ちなみに、日本国内のLevel3取得者はまだ10人程度とのことです。

2013年からは日本国内でもLevel1、Level2のセミナーが受けられるようになっています。

ゴルフの先進国では、ほとんどのプロゴルファーにはTPIの認定を受けたコーチがついており、TPIの考え方を取り入れてフィジカルや技術の向上に取り組んでいるとのことです。

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松山英樹はなぜコーチをつけたのか?

松山英樹プロは。これまで人からアドバイスを受けたことはあっても特定のコーチの指導を受けることはありませんでした。

2014年から参戦した米ツアーでは、2017年8月以降優勝から遠ざかっており、2017年に2位までいった世界ランクもここ2年9ヶ月の間トップ15内に入っていません。

普通に考えれば、再び勝利を重ねて米メジャーに勝つためにはこれまでのやり方を何か変える必要があると思ったということになるのでしょうが、松山プロがどう考えて決断したのかはもっと複雑でいろいろな思いがあったのだと思います。

そんな時、目澤さんに何度かアドバイスしてもらう機会を持ち、その後、実際の試合での状況などいろいろやり取りをした上で、松山プロから正式にコーチを依頼したとのことです。

松山プロと目澤コーチの関係

コーチを務めるからには指導方法が問題になると思いますが、目澤コーチの場合、それはどのようなものだったのでしょうか。

年齢もほとんど同じですし、すでに実績のある松山プロなので、きっちりと指導するというのではなく、松山プロの話を聞き、出てきた質問に対して自分の考えを述べて、徹底的に話し合うというようなスタンスだったようです。

これは、例えばスイングでいえば、コーチ自身が理想的とする形を叩きこむのではなく、各自の身体的な特徴や能力に合わせたスイングをいっしょに考えて追及していくというスタイルで、目澤コーチがTPIで学んだ考え方とのことです。

試合の映像やショットのデータを見ながらいろいろなことを話し合い、地道に問題を一つ一つ解決していったそうですが、そのことで松山プロのショットの状態がよくなり、自信にもつながっていったということのようです。

松山英樹はマスターズ前に勝利を確信!

最終日の終盤に下から次第に追い上げられ、15番でまさかの池ポチャを見て、2017年8月の全米プロの時の悪夢が頭をよぎった人も少なくないかと思います、

でも、今回はあの時とは違い、冷静に計算したかのように一打差で逃げ切りました。

松山プロは試合の前に「勝てる」という意味のことを言ったそうです。

もちろん、これは自らを鼓舞する意味もあったと思いますが、それだけではなく自分なりに技術的にも精神的にもしっかりとした根拠があったのだと思います。

これまで自分だけで解決していたことが、コーチと話し合えるようになったことで気持ちが楽になったのではないかとも言われています。

コース上での表情がよかったこともメディアで報じられており、これはラウンドをともにするキャディの早藤将太さんのおかげもありますが、上で書いたような意味で目澤コーチの存在も大きいと思います。

目澤コーチには、これからもチーム松山の一員として、米メジャーの優勝を目指す松山プロをコーチの立場でサポートをして、ゆくゆくは夢のグランドスラムを達成してほしいですね。

まとめ

2021年のマスターズの優勝を果たした松山英樹プロですが、2020年10月からチームに加わったコーチの目澤秀憲さんが注目されています。

目澤さんは日本では数少ないTPIレベル3の資格取得者ですが、TPIの手法を実践したことで松山プロの状態がよくなり、優勝につながったことが話題になっています。

これからもチーム松山の一員として、メジャー大会優勝だけでなく夢のグランドスラム達成をサポートしてほしいですね。

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